観音堂

寛文3年(1663)。寄棟造。本尊は大聖如意輪觀世音菩薩(京都醍醐寺開山、理源大師聖宝作。鳥羽法王御念持佛)。真言密教の伝承を行う儀礼・伝法灌頂を行ったことから灌頂堂とも称されていた。
正面の広縁上部の虹梁の草花文様は全国的にも珍しい形式で特徴的であるとされる。
越前地方では、数少ない江戸時代中期の密教系寺院仏堂の遺構として貴重であるとされる。